【連載⑨】「長期的な勝者」を選ぶには?答えは市場そのものにあり

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連載:『インデックス投資は勝者のゲーム』を読み解く

全20章にわたる名著『インデックス投資は勝者のゲーム』を、探偵パンダがわかりやすく徹底解説!

今回は第10章「長期的な勝者を選択する」。

無数に存在するファンドの中から、果たして“勝ち続ける1本”を選べるのか――

その問いにボーグル氏が出した答えとは?


「このファンド、成績が良さそうだから買ってみよう」

そんな経験はありませんか?

しかし、長期で見れば、そんな“勝者探し”は逆に「敗者の道」かもしれません。

第10章では、なぜインデックスファンドこそが“真の長期勝者”であるかが、数々の事例と統計で解き明かされます。

書籍の解説:長期で勝つのは“市場そのもの”

▶ アクティブファンドの現実

  • 調査対象のアクティブファンド355本中、長期で市場に勝ち続けたのはわずか2本
  • 約80%のファンドが途中で運用停止・償還という事実
  • 一時的に輝く「勝者」でも、資金流入後に凡庸化する「勝者の呪い」

▶ “選ぶ”より“市場全体に乗る”

  • 長期的に生き残る確率が高いのは、市場全体をカバーするインデックスファンド
  • インデックスファンドの普及により、米国でも個人資産の半分近くがインデックスに流入
  • コストが低く、透明性が高い点も支持の理由

探偵パンダの実践:インデックスに迷いなし!

私は、投資開始当初から一貫してインデックス投資を選択してきました。

短期的な成績に惑わされることなく、「市場全体を買う」という

王道を信じて積み立てを続けています。

とはいえ、インデックス投資はその“退屈さ”がゆえに飽きが来ることも正直あります。

そのため、私はS&P500(全体の45%)を中核としたコア資産に据えつつ、

サテライト部分では成長期待のあるインド株式や米国以外への先進国、ゴールド、仮想通貨などにも

投資しています。

いわば、コア・サテライト戦略を実践しており、堅実なリターンを確保しながらも、

新しい市場やテーマへの柔軟な対応も忘れません。

インデックス投資に「派手さ」はなくとも、「続ければ勝てる」という実感があるからこそ、

今後もS&P500を軸に据えて長期投資を継続していくつもりです。

「アクティブファンドを30本買うか、インデックスを1本買うか」──私は迷わず後者を選ぶ。

初心者へのアドバイス:真の“勝者”とは?

  • 実績の長さを確認:10年以上存続している低コストインデックスは信頼性◎
  • インデックスファンドを中心に:S&P500やオールカントリーで分散効果と安心を両立
  • 一発逆転より、継続性を重視:トレンドファンドや人気テーマに飛びつくのは慎重に
  • 運用終了リスクにも注意:ニッチすぎるテーマ型は“人気が消えたら終わる”可能性も

まとめ

数あるファンドから、将来も輝き続ける“長期勝者”を探すのは至難の業。

だからこそ、ボーグル氏は「市場そのものに投資せよ」と説きました。

私たちも、星を追うのではなく“星座”全体に乗る戦略で、着実なリターンを積み上げましょう。

次回予告

連載⑩では、「平均回帰」という重要な投資原理に迫ります。
“いま人気のあのファンド”、果たして10年後も輝いているのか?探偵パンダが市場心理のトリックを読み解きます。

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