2025年11月は、景気後退懸念を背景に世界株式市場が弱含みで推移。。しかし月末にかけては、12月のFRB利下げ観測が再び強まり、特に米国株を中心に下げ幅を縮める展開となりました。
本記事では、11月末時点のポートフォリオ、各資産の投資リターン、そして2026年に向けた戦略のアップデートをまとめています。同じ長期投資家の参考になれば幸いです。
全資産のポートフォリオ(2025年11月末時点)

景気後退懸念による株価調整の影響を受け、11月は主要な株式資産が軟調でした。一方で、金(ゴールド)や先進国株式(除く米国)は底堅く推移し、分散投資の効果を改めて感じる1ヶ月でもありました。
また、私のポートフォリオは米国株を中核にしつつも、日本株・新興国株・インド株・ゴールドなど複数の地域・資産クラスに分散しています。これは、市場サイクルによる局所的な下落リスクを軽減するためです。
投資所感

11月はポートフォリオ全体では前月比プラスに見えますが、
投資元本(85,000円分)を差し引くと実質マイナス となりました。
- 強かった資産:ゴールド(GLDM)、先進国株式
- 弱かった資産:米国テック(FANG+)、日本株(円安の影響も大きい)
今年は下げ局面が何度かあったものの、いずれも短期間で反発することが多く、
私の採用している 5%スポット買いルール(先週比 -5% で買う)を発動させにくい相場でした。
日本株は米国市場の影響を非常に受けやすく、
「米国に連動しづらい地域(インド・新興国)の比率を持つ意義」を改めて感じています。
市場全体には割高感も漂っており、2026年に一調整が来る可能性は高いと考えています。
GOLDについて

2025年は間違いなく「金(GOLD)の年」といえるほど強い動きでした。
現在は短期的な調整局面にありますが、中長期では依然として強気の見通しを持っています。
金が買われている背景
- 米国の財政赤字の急拡大
- 主要先進国の通貨価値の低下(インフレ)
- 地政学リスク(中東・台湾有事リスクなど)
- 各国中央銀行の金保有増加
特に「通貨価値の下落に対するヘッジ」という観点で、日本国内でも金の重要性は高まっています。
私はポートフォリオ全体の
15〜20%をGOLDで保有する方針 を維持しています。
これは“利益を狙うための資産”というより
大きな暴落に備える保険資産として位置づけています。
FANG+の投資推移と戦略

FANG+(米ハイテク大型株指数)は、11月末時点で
評価額:1,674,632円(前月比 -2.02%) と反落しました。
一方で、累計リターンは依然として +55.78% と高く、
中長期的な成長性は依然として強いと考えています。
最近はFANG+に類似したテーマ型ファンドが増え、
信託報酬がより低い商品も登場しているため、
長期的に乗り換えを検討する余地はあります。
ただし現時点では、
累計250万円まではFANG+への積立+スポット購入を継続
する方針に変更はありません。
まとめ
2025年も残り1ヶ月。
市場は不安定な時期が続いていますが、長期投資の基本は変わりません。
- 毎月の積立は淡々と継続
- スポット買いはルールに基づき冷静に実行
- ゴールド比率を高めつつ守りを強化
- 地域分散で米国依存度を適切に調整
引き続きコツコツと資産形成を積み重ねていきたいと思います。
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