4月は“トランプ旋風”に振り回された相場となりました。
S&P500は一時-6.0%超の急落を記録し、ボラティリティが大きく揺れる1か月に。
しかし、関税の90日停止措置などポジティブな材料も出たことで
市場は後半にかけてやや持ち直す展開となりました。
結果として、投資家にとっては「心臓に悪い1か月」だったかもしれません。
そんな4月の資産運用結果と、今後の戦略をまとめて報告します。
2025年4月のポートフォリオと投資成績
◆ 全資産のポートフォリオ(2025年4月末時点)


◆ 投資成績の所感
すべての投資信託でマイナスリターンという厳しい結果に。
特に米国、新興国、全世界株式はそれぞれ約6~7%の下落と大きく値を下げました。
「全世界に分散していても、結局米国株の影響が大きい」と改めて実感しました。
リスク分散のつもりでも、米国依存度が高いポートフォリオでは避けきれない下落リスクがあるということです。
一方で、金(GLDM)は逆行高となり、資産全体の下支えになってくれました。
保有比率はまだ低いものの、「下落時にも価値を発揮する資産」の存在意義を再確認しています。
そして注目はFANG+。
大幅下落が懸念される中で、スポット買い戦略(5%ルール)により、リスクを最小限に抑えられた点は今回はうまくいったと自負しています。
◆ FANG+投資の詳細
私はFANG+に年間最大50万円、総額250万円までの投資を予定しています。
毎月の積立に加えて、相場が大きく下落したときに10万円単位でスポット買いを実施する「5%ルール」を運用中です。
【FANG+の投資推移】

月 | 積立額 | 累計投資額 | 評価額 | リターン |
---|---|---|---|---|
Jan-25 | ¥25,000 | ¥725,006 | ¥992,127 | +37% |
Feb-25 | ¥25,000 | ¥750,006 | ¥941,540 | +26% |
Mar-25 | ¥25,000 | ¥775,006 | ¥894,435 | +15% |
Apr-25 | ¥125,000 (スポット含) | ¥900,006 | ¥1,016,972 | +13.0% |
4月初旬、S&P500が週次で5%超の下落を記録したタイミングで10万円のスポット買いを実施。
一時は含み損を抱えていましたが、
最終的には、その後の反発局面に乗る形となり、FANG+は月間で最も良好な成績を残しました。
※なお、これはあくまで長期運用の一環であり、短期トレードを目的としたものではありません。
【今後の投資戦略・市場予想】
◆ 今回の下落に対する心境
正直なところ、これほど大きな下落は初めての経験でした。
YouTubeでも「暴落終焉か」と煽る動画が溢れましたが、
資産規模がまだ小さい私にとっては、むしろ“スポット買いのチャンス”と前向きにとらえることができました。
冷静でいられた理由はシンプルです。

「長期・積立・分散」を徹底する
この基本に立ち返れば、不安が和らぎます。
◆ 市場の不確実性と今後の注目点
米国政府の財政赤字はGDP比で7%超。
専門家の中には「3%以下に抑えなければ持続不可能」とする声もあり、
今後、増税や支出削減の議論がさらに加速する可能性があります。
また今回の“トランプ関税ショック”を機に、ドル離れや資金の流れの変化も
意識する必要があると思っています。
中期的には、米国偏重のポートフォリオにリスクを感じ始めています。
◆ 私の理想ポートフォリオ
地域・資産分類 | 割合(目安) |
---|---|
米国株 | 45% |
日本株 | 5% |
先進国(米国除く) | 15~20% |
新興国株 | 15%(インド10%、他5%) |
金(GLDM) | 10% |
その他 | ~10% |
今回の暴落を機に一度資産のリバランスも検討しようと思っています。
時期をみながら実施していきます。
FANG+や個別株、暗号資産(ビットコインなど)はこの配分には含めません。
今後はこの構成比に近づける形でリバランスを進めていく予定です。
【まとめ】
- 4月はFANG+のスポット買いが奏功し、損益を最小限に抑えられた
- 株式全体は大きく下落、特に米国・新興国・全世界株に影響大
- 金(GLDM)が逆行高となり、防御資産としての存在感を発揮
- 米国市場への過度な依存にリスクを感じ、リバランス方針を再確認
- 今後も「長期・積立・分散」の原則を守り、下落局面では冷静な対応を
最後に…
今後も毎月の運用報告や投資戦略の見直しを更新していくので、ぜひチェックしてください!✨
※当ブログの内容は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。
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