書評

大御所ミステリー作家の遺作をめぐる複雑な物語。巧みな伏線と驚きの展開、登場人物の繊細な心理描写が光る『鏡の国』の魅力を紹介。ミステリーファンのみならず、ジャンルを超えて楽しめる傑作を堪能できる。

雨穴のミステリー・ホラー小説「変な絵」。9枚の奇妙な絵の"謎"から展開する予想外の結末に注目。時系列の叙述トリックで読者を翻弄する卓越した構成力の傑作を紹介。

【でぃすぺる】は、オカルトとミステリーが融合した今村昌弘の青春小説。少年少女3人組が奥郷町の"七不思議"の謎に挑む。ホラー描写と推理の緊迫感に加え、個性的キャラの冒険に胸躍る傑作ミステリー。

間取り図に隠された秘密を追う不動産ミステリー「変な家」。ミステリーとオカルトが融合した新境地の傑作を、あらすじと書評で紹介。2024年映画化での映像化の魅力も解説します。

米澤穂信の『可燃物』は、葛警部の緻密な捜査と鮮やかな謎解きが魅力の警察ミステリー。暗く重い雰囲気の中で展開される物語は、読者を引き込みます。シリーズ化への期待も高まる注目作です

片岡翔のミステリー小説「その殺人本格ミステリーに仕立てます」の解説ブログ。孤島の鬼人館を舞台に、ミステリー作家一族の殺人騒動が巻き起こる。コメディータッチの前半から本格ミステリーへの変貌がこの作品の魅力。作品の評価と考察を踏まえた総評を解説。

「佐賀藩が舞台の幕末ミステリー『話を戻そう』の書評です。物語が次々と脱線していくのが特徴で、歴史マニアには魅力的な一冊です。ただし Detective fiction ファンには不向きな内容かも。脱線展開には散漫さも感じられます。」

「ぎんなみ商店街の事件簿」は井上真偽さんの話題作。Brother編とSister編で1週間で重版が決定。同じ事件を異なる視点から描き、真相に挑む四兄弟と三姉妹。緻密な謎解きとキャラクターの魅力が際立つ本作品。新しい読書体験を間違いなし。

テレビクイズ番組でゼロ文字押しが起きた。主人公・三島は対戦相手の本庄の過去を調べ、真実に迫る。クイズへの思い入れ、人生観の対比がテーマのミステリー小説。緻密なストーリー展開でクイズの魅力を伝える。

変な家2は11の奇妙な間取り図を描いた複雑なミステリー小説です。様々なエピソードが巧みに結びつけられ、最後にすべての謎が解明されます。複雑な構成ゆえに読み始めは難しさもありますが、推理パートで丁寧な説明がなされるので問題ありません。建築と不倫という異色のテーマ設定も魅力的です。謎解き好きな読者には特におすすめの一冊です。