【連載⑮】市場に勝つエッセンスとは?「付加価値」を生み出す投資術

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連載:『投資で一番大切な20の教え』を深く読む

このシリーズでは、ハワード・マークス氏の名著

『投資で一番大切な20の教え』を1章ずつ解説し、

私の投資スタイルに基づいた実践アイデアをお届けしています。

書籍の解説:「市場平均を上回るためにできること」

● 投資家の「付加価値」とは?

ハワード・マークス氏は、以下のような投資家の資質が付加価値を生むと述べています。

  • 他人と違う視点を持つ「二次的思考」
  • 本質的価値を見抜く力
  • リスク管理能力
  • 感情の制御力
  • タイミングを見極める直感

これらを兼ね備えた投資家は、市場平均を超える可能性があるのです。

平均を超える」のは簡単ではない

一方で、マークス氏は「平均を超えることの難しさ」も強調しています。

  • 多くの投資家が平均を下回ってしまう現実
  • 無理に平均超えを狙うことでリスクが増し、失敗するケースも多い

だからこそ、市場を超えられる確信がないなら、

無理に超えようとせず“平均を忠実に獲得する”ことも立派な戦略だとしています。

探偵パンダの実践:私の「+α」は規律と継続

① 継続こそ最強の付加価値

多くの人が投資を「始める」ことはできます。

でも「続ける」ことができる人は多くありません。

私は以下を継続しています:

  • 毎月の積立投資(NISA枠含む)
  • ルールに沿ったスポット買い(5%ルール)

継続と規律を守る姿勢こそ、私の「市場に対する+α」だと考えています。

② スポット買いによる“バリューレンジ”の追加獲得

通常の積立に加えて、

「下落時に買い増す」という仕組みを導入。

これによって市場のリターンに

バリュー投資的なエッセンスが加わります。

必ずしも“市場に勝つ”ことが目的ではなく、

リターンの質を上げる努力として実践しています。

③ 節税の最適化=非課税枠の徹底活用

新NISAを最大限に使うことで、

同じ運用成績でも手元に残るリターンを最大化できます。

つまり、“市場に勝つ”というよりは、

「税金で負けない」=損を減らすという付加価値です。

初心者向けのアドバイス:「付加価値=難しい戦略」とは限らない

「付加価値」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、

自分にできる範囲での+αの工夫こそが“身の丈の付加価値です。

たとえば:

  • 毎月の積立を機械的に実行すること
  • 市場が暴落しても売らずに耐えること
  • 買うべき銘柄を事前に決めておくこと

これらもすべて、“平均以上の結果を出す”ための付加価値になります。

まとめ

規律ある行動、冷静な判断、節税なども立派な+α

付加価値とは「市場平均を超える努力や工夫」のこと

無理に勝とうとせず、自分の強みを活かすことが大切

次回予告

次回は第16章「すべての極意をまとめて実践する」。
これまでの20の教えをどう統合し、実践につなげていくのか。
“投資家としての完成形”を探偵パンダと一緒に考えていきます。

※当ブログの内容は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。

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